崩壊の原点
莞爾


莞爾さんからいただいた小説です。
これは学生さんでなきゃかけないですね、
私はもう学生生活なんて覚えていないですから。

変態度アップのビーデルさん&ピッコロさんです。
でもね、こんな風に好きな人を追いかけられたらうれしいだろうなあ・・・<違?>

zirou
今回は悟飯とビーデルが最初に知り合った時のお話です。

夏休みにオレンジスターハイスクールの面々は、
イングリッシュシャワーと言う英語合宿に出ていました。

シャプナー「さて、もうすぐ出発だから早くバスに乗ろうぜ。
それにしても楽しみだな。」

飯「ええ、何せ行くのはケイラ山ですから相当涼しいですよ。」

ピッコロ「早く行きたいな。」

飯「ってピッコロさん!何で一緒なんですか!?」

ピッコロ「可愛い悟飯ちゃんを一人で旅に出すなんて俺には、
俺には…。」

飯「わ、わかりましたよ(汗)」

この頃はもうすでにピッコロの崩壊の連鎖は始まっていた。

〜〜〜一方女子のグループでは〜〜〜

ビーデル「早く行きたいわよね〜。楽しみv」

イレーザ「そうそう。英語で合宿なんて初めてだし。」

先生「それじゃあ行くからバスに乗りなさい。」

全員「はぁ〜い!」

先生「今からプリントを配るからその通りに座りなさい。」

〜そして〜

ピッコロ「ちっ!悟飯と離れてしまった。バスの中では寝るしかないな。」

シャプナー「隣は…。ゲッ!先生かよ!」

悟飯「隣は…。あらら、皆とわかれちゃった。」

イレーザ「お!ビーデルが隣じゃないの!よかったわ〜話せるわね。」

ビーデル「そうね。退屈はしないわね。」

先生「それじゃあ座ってください。」

そして暫くしてバスは走り始めた。
ビーデルとピッコロの人生はここから
無限軌道(キャタピラ)の切れた戦車の如く狂い始めたのだ。
走り始めてからしばらくして・・・。
突如ピッコロに異変が起きた。

ピッコロ「おい!。」

ピッコロは何かこの世の終わりの原因となるものを
見つけたときのような目で隣の生徒を呼んだ。

隣の生徒「な、何ですか?(汗)」

すると今ではもうお馴染みだが
その当時では考えられないほど弛緩した気持ちの悪いニヤケ顔で
ピッコロは隣の生徒に言った。

ピッコロ「あそこに座ってる悟飯ちゃんっていつ見ても可愛いよな!」

隣の生徒「へ!?」

〜一方〜

現在では彼氏を大々的に(←ここ重要)彼氏を募集している
男好きのビーデルだがこの当時は大変純粋だったのである。
しかしその純粋さの伝説もここで終った。
ビーデルはふと男子生徒のほうへ目をやった。
するとビーデルにも異変が起こった。

ビーデル「あ!あそこに座っている孫悟飯ってカッコイイv
これは何としても彼氏にしなくては!」

こうして二組の恋(?)を乗せたバスは一路、
ケイラ山まで走っていった。

イワダヌキさんのティーン悟飯です。
カッコいいですねー、強いし、そのうえ純情だし。

そうこうしているうちにバスは目的地のケイラ山に着いた。

シャプナー「やっと着いたぜ!え〜っと宿は・・・。」

ビーデル「(さっきから本当に悟飯くんはカッコイイし可愛いわ、
どんな人なのかナァ〜、彼に好きな人はいるのかしら…。
そうだ!ピッコロさんに聞いてみよう!)」

イレーザ「着いたわね〜。バスに長い間いるのも疲れるわ。」

するとビーデルはピッコロに近づきつつ言った。

ビーデル「ピッコロさん!
バスの中にいた孫悟飯って人はどんな人なの?」

するとピッコロは悟飯の話しになったのがよっぽど嬉しかったらしく
ただでさえ細い目をさらに細くして口は緩んで
端からヨダレを垂らした何とも嫌らしい顔つきで言った。

ピッコロ「あ〜、あいつは孫悟空の息子でナァ〜、
すっごく可愛いんだ!」

するとビーデルはピッコロの気持ち悪い顔に引きつつも冷静さを装って

ビーデル「そうですか、有り難うございました。」

悟飯の話をさせられお礼も言われた!
その事に感激したピッコロはビーデルが引いていることにも気づかず
嫌らしい笑みを浮かべていた。
するとビーデルが突然ピッコロに切り出した。

ビーデル「そうだ!
その悟飯って人にはす、好きな人いるんですか?」

悟飯の事を話させられたことで上の空のピッコロは
ビーデルの質問の本質を理解できず興奮状態だったが事実を言った。

ピッコロ「悟飯か?好きな人はいるみたいだぞ。
(俺の事だがな。フッフッフ)」

するとビーデルはバブルが崩壊した時の如くガックリして

ビーデル「そうですか・・・。」

と言いながらトボトボと歩いていったのだ。
普通なら好きな人に別に好きな人がいると言う時点で諦めるはずだ。
BUT!
ビーデルは見苦しくも諦めなかったのだ。
初日の日程が終った後の自由時間、女子部屋では・・・。

ビーデル「ねぇ〜。男子部屋に行こうよ〜。ね〜イレーザ〜。」

イレーザ「私は遠慮しとこうかな・・・・。」

するとビーデルの目から凄まじいまでの眼光が
イレーザに突き刺さった。

ビーデル「イレーザちゃん!あなた今何か言った?」キラーン!

イレーザ「・・・・・・・・・・・・・・(こいつとんでもない男好きだわ。)」

イレーザ「わ、わかったわよ。い、行きましょうね。」

ビーデル「そうよ。わかればいいのよ。」ニコッ!

イレーザ「(お、恐ろしい・・・。)」

そしてイレーザ、崩壊の連鎖が始まったビーデルが
悟飯、シャプナー、人生の歯車が元々から狂っているピッコロの部屋を訪問した。
そして暫く皆は遊んでいた。

シャプナー「8切って、2ペア、上がり!よし、大富豪だ!」

イレーザ「あ〜負けちゃった〜また大貧民!」

悟飯「さてとそろそろ寝ようかな。もう随分遅い時間ですしね。」

イレーザ「そうね。じゃあ私達の部屋に帰りましょう。」

その時、イレーザの胸倉をつかみ上げる一つの節くれだった手があった。
その手はビーデルの手だった。

ビーデル「何言ってるの?今日はここで一晩寝るのよね!ねぇ〜。(睨)」

イレーザ「(ヒィ〜恐いよ〜(泣))はい、ここで一晩寝ますです(涙)」

ビーデル「そうそう、それで良いのよ。」ニコッ!

イレーザ「(こいつは敵に回さない方が良いわね。)」

そうして女子二人は一晩悟飯達の部屋で寝ることになったのだ。
そして数時間後皆が寝静まった頃、シャプナーは目が覚めてしまった。
たまたまイレーザがシャプナーの傍で寝ていたこともあり
興奮してしばらく眠れなかったのだ。
すると突然闇の中で何かが動き出した。
一体なんだ!シャプナーは驚きつつもじっと目を凝らしていた。
その影はだんだん向こう側で寝ている悟飯に近寄って行くではないか!
よく見るとそれはビーデルだった。
そしてビーデルが悟飯の顔に自分の顔をくっ付けようとした
その時シャプナーは叫んだ。

シャプナー「ビーデル!何してんだ!」

するとビーデルは驚いたが冷静さを装ってシャプナーに

ビーデル「いや、何でもないのよ。ホホホホホ!」

と言った。
そんなこんなで一日が過ぎていった。




小さいころの悟飯ちゃん。
さわっちょさんのイラストです。
ピッコロの腹巻にプリントされているかもね。
ピッコロとビーデルの変態さが大いに発覚してしまった初日から
一夜明けた二日目、英語遊びが終った後、
皆は川遊びをしていた。
それに備えて皆は水着を持ってきていたのだ。
しかしイレーザやビーデル達の部屋の人間は面倒臭がって
誰も水着を持って来ていなかったのだ。

ピチャピチャピチャ・・・・。

イレーザ「やった!八回石が水上で飛び跳ねたわ!
あれ?そう言えばビーデルは?」

そう、さっきまでビーデルはイレーザと一緒に石を投げて遊んでいたのだ。
しかし突然何処かへ消えてしまった。

〜一方その頃悟飯達は〜

シャプナー「あっ!冷たい。やったな!ソリャソリャ!」

悟飯「わっ!冷たい〜。」

そして密かに彼らの近くの草むらでビーデルはデジカメ撮影していた。
それはもう青史を永く飾らなければならないほど鼻の下を伸ばして
目は垂れ下がり口はだらしなく少し開いてわきからよだれが流れていた。

ビーデル「(うへへへ。悟飯くんの水着姿は最高v)」

すると同じく悟飯にで惚れていて悟飯を追い掛け回している
悟飯ストーカーのピッコロが出て来た。
そして凄まじい眼光を放ちながら
獲物を見つけたハイエナの如き目つきで言った。

ピッコロ「何してるんだ!」

すると悟飯撮影に夢中のビーデルはピッコロを見ずに

ビーデル「え!?水着撮影よ。う〜ん、最高v」

するとピッコロはビーデルのカメラを取り上げ怒鳴った。

ピッコロ「貴様!貴様も悟飯ちゃんを狙ってるのか(怒/睨)」

するとビーデルは、飲まず食わずの日も三日、
頑張って耐えた蛇が恰好の餌であるネズミを見つけたときの様な
光る鋭い眼光を放ちカメラを奪い返しながら言い放った。

ビーデル「ちょっと返して下さいよ!」

するとピッコロはさっきよりも凄まじい眼光を発射しつつビーデルに言った。

ピッコロ「フン!貴様の悟飯ちゃんを愛する気持ちは
俺様に比べれば大した事は無いな!」

すると今度はビーデルが身長低いのに胸を張って
アゴを突っ張ってあたかも自分は凄いんだと主張するみたいに
見苦しい努力をしつつ勝ち誇った様な顔で凄んだ。

ビーデル「へっ!私なんか悟飯くんの、あ〜んな写真や
こ〜んな瞬間の写真も持ってるんですからねvホラ!」

するとピッコロはさっきのビーデルよりも勝ち誇った顔つきで言った。

「フン!貴様も甘いな。俺様はいつも悟飯ちゃんを身に付けている!
見ろ!
この悟飯ちゃんの子供の頃の写真が印刷されている
『愛称:悟飯ちゃん腹巻』を!!!」

ビーデル「別に悟飯くんの物を沢山持っていれば良いって訳じゃないのよ。」

ピッコロ「なんだとッ!(怒)」

そうこうしている内に規律に厳しいゴリゴリ、
コチコチの教師に見つかった。

先生「ビーデル!カメラは持って来ちゃいかんと言ったはずだ!
カメラは没収だ!!!」

ビーデル「そ、そんなあ(涙/泣)」

ピッコロ「に、逃げるぞッ!(脱)」

そしてそんなこんなで二日目の夜
イレーザは自分が変態女だと思われたくないと言う
極めて常識的な感覚によりビーデルより早く寝ると言う手段を行使した。
普通なら今日は止めてイレーザと寝ようと思うはず・・・。
BUT!男(悟飯)を求めて血に飢えた狼になっているビーデルに
そんな常識が通用する訳がない。
何とビーデルは単身、ピッコロと言う敵がいる悟飯達の部屋に
敵前入室して来たのだ。

悟飯「8切って革命!上がりです!」

何とか悟飯とシャプナーの仲裁でその場は納まっていつも通りのトランプ、
それも大貧民を皆でやっていた。
そして見回りの先生の目をごまかす為ビーデルは
一旦自分の部屋に戻り悟飯はトイレに行った。
その頃、ピッコロに異変が起こった。
ピッコロが突然ワナワナ震え始めたのだ。

シャプナー「どうしたんだ?大丈夫か?」

するとピッコロは突然立ち上がった。
そして

ピッコロ「うぉ〜!もう我慢出来ん!
悟飯ちゃんの所に行くぞ〜!!!」

と叫びなら悟飯のいるトイレに突撃しようとしたのだ!
しかしそんな非常識で非人道的な事を
一応世間一般常識のあるシャプナーが許すはずがない。
何とか取り押さえようとした。

シャプナー「お前何言ってんだ!元神様だろ!」

そして何とかピッコロを取り押さえた。

〜一方女子部屋では〜

イレーザ「いい?ビーデル。今日はちゃんと寝るんだからね。」

イレーザによってビーデルはグルグルに縄で縛り付けられてしまった。
すると今度はビーデルの体にも異変が起こった。
ワナワナ震え始めたのだ。
そして

ビーデル「うわ〜!我慢できないわっ!
男子部屋で早く悟飯くんの寝込みを・・・。寝顔を・・・。」

そしてビーデルが男(悟飯)を求める余りにも凄まじい力で縄が切れた!
これはまずい!全員で取り押さえた。

イレーザ「止めてよビーデル!あなたもう良い年でしょ!
そんなんじゃ変態だよ!」

そしてビーデルは何とか取り押さえられた。
そして大混乱の末三日目を迎える。



セル戦での悟飯ちゃん。
ピッコロの頭の中ではいつでも鮮明に思い出せるぞ!
なくな!
おれがなぐさめてやるぞ!
悟飯とびこんでこい!
俺の胸に!!!!<蹴>

ピッコロとビーデルの変態振りが遺憾なく発揮され、
相手の部屋に突撃しよう等と言う超変態化した
昨日より一夜明けた三日目、
今日はいつも通りの英語遊びの後は鍾乳洞の見学だ。

シャプナー「え〜っと、ここか鍾乳洞は。」

悟飯「鍾乳洞の垂れ下がった岩を作るには
一ミリでも数万年かかると言われてるから
どれだけここまでくるのにかかったのかを考えると不思議ですよね〜。」

こんな感じに話しているうちに鍾乳洞の入り口に来た。

先生「中は暗いですから気をつけてください。」

その頃、ビーデルとピッコロはこんなことを考えていた。

ピッコロ「(中は暗いか・・・。痴漢の絶好のチャンス!
待ってろよ〜、悟飯ちゃん!)」

ビーデル「(中は暗い・・・。へへへ、悟飯くん触り放題ね!
やったぁ〜♪待っててね〜、今触ってあげるからv)」

悟飯「いやぁ〜寒いですね〜。
絶対壊しちゃダメですよ〜。
ちょっと折っただけでも数万年の歴史がパーになって
膨大な金を請求されますからね。」

シャプナー「そ、そりゃすげえな…。」

悟飯達のグループは一番前がシャプナーでその次に悟飯、
その次にピッコロとビーデルが来ていた。
悟飯達の前に本来はイレーザとビーデルがいるはずなのだが
ビーデルは一人だけ悟飯を触ろうと紛れ込んでいたのだ。
中は暗かった。足元は見えないほど暗い。
そしてしばらくすると尻に伸びゆく一本の腕があった。
ビーデルだ!
ビーデルは鼻の下を思いっきり伸ばしてただでさえ
細い目をさらに細め口はだらしなく緩んで脇からヨダレを垂らし、
鼻からは鼻水を垂らしながら悟飯の尻に触れようとしていた。

サワサワ・・・。

「うわっ!」

遂に触った!
ビーデルの↑に記した気持ち悪い緩んだ顔の鼻に出ていた鼻水は
いつしか鼻血に変っていた。
そしてビーデルは極楽浄土の気分を味わっていた。

ビーデル「(あ〜、極楽極楽♪遂に悟飯くんのお尻ゲット!)」

ビーデルは極楽浄土で上の空だった…。
BUT!!!
触るには触ったが標的が違った!

「止めろ!」

ビーデルの手をつかみ上げた。それはピッコロだった。
だがビーデルは上の空で未だに触ってるのは悟飯だと思ってい
たビーデルはまたも変態行為を始めた。

ビーデル「悟飯くんv大好き!」

ガバッ!(抱)

何とビーデルは相手を勘違いしてピッコロに抱きついたのだ。
↑の様な気持ち悪い顔で抱きつかれたら誰だって嫌だ。
反射的にピッコロはビーデルと一緒に倒れてしまった。

バタッ!(倒)
ポキッ!(折)

何と転んだ拍子にピッコロは鍾乳洞の垂れた岩を折ってしまったのだ!
しかもそれを悟飯達生徒全員のみならず先生、酷い事にはそこ
の職員にまで見られてしまった。

先生「コラーッ!(怒)」

職員「バカヤロー!(怒)」

そしてピッコロとビーデルは呼び出されて散々の説教を喰らった末、
三日目の夜を迎えた。
帰るのは明日だ。
最後の夜と言うことでまたしてもビーデル達は
悟飯達の部屋に遊びに来て皆でトランプをやっていた。
おなじみの大貧民だ。

ビーデル「8切って、革命!階段!上がりよ!やったぁ〜♪大富豪!」

悟飯「そろそろ遅いから寝ましょうか…。」

イレーザ「そうねじゃあ私達も部屋に戻(もど)・・・。」

そう、部屋に戻ろうと言う常識的な主張をしたイレーザは
超男(悟飯)好きのビーデルに思いっきり凄まじいほどの眼光で睨まれた。

ビーデル「ギロッ!(睨)」

イレーザの体には全身鳥肌が立った。

イレーザ「・・・らないで今日もここで寝ましょう。」

ビーデル「賛成〜♪ヤッホ〜☆」

そして皆で暫く話していた。
そして悟飯の事に話が及んでシャプナーがこう言った。

シャプナー「でも悟飯にあんな過去があったなんて信じられねえな。
昔は悟飯も泣き虫だったのか〜。」

するとピッコロが凄まじい勢いで怒り出し顔を真っ赤にしていった。

ピッコロ「可愛い悟飯ちゃんを馬鹿にするな!(怒)」

皆は「ハァ?」という空気にその場は包まれた。(ビーデル以外)
そして遅くなったので電気を消してみんな寝始めた。
すると案の定ビーデルがムクムク起きて悟飯に忍び寄っていった。
今度はイレーザがそれを目撃!
放っておけなくなり言った。

イレーザ「何してるの!ビーデル!」

そして恥ずかしさに顔から火が出そうになったイレーザは
たまたま四つん這いになっていたビーデルに
捻体首絡み(蟹ばさみの足を胴体ではなく首に絡ませて倒す。)をかけて倒した。

バタッ!

ビーデル「痛い!」

そしてイレーザは怒り起った!

イレーザ「ミスターサタンの娘ともあろう者がそんなふしだらな行為を。
許さないわよ!トリャー!!!」

ドカッ!
バキッ!
ボカッ!

こうしてビーデルは友達の恥を曝したくないと言う
極めて常識的なイレーザにボコボコにやられ泣きながら布団に入っていった。
しかし今夜はそれで終わりではなかった!
今度はピッコロが悟飯の布団の中に入っていったのだ。
今度はシャプナーがそれを見ていた。
何とピッコロは悟飯の寝巻きの上を脱がして抱きついたのだ!
シャプナーは思った。

シャプナー「(こいつ変態だ・・・。でも意外とお似合いかもな(笑))」

そしてそれだけではなくなんと悟飯が寝ている隙に悟飯の唇に
熱すぎて解けてしまう様なキスをしていた!
シャプナーは思わず目をそらした。
そしてそんなこんなで三日目も過ぎていった。


神殿に飾ってある悟飯ちゃんのプレート。
ピッコロは毎朝拝んでいるらしい。
元神様なのに???
ビーデルの悟飯に対するセクハラ作戦を
ライバルのピッコロに完璧に阻まれ一方ピッコロは
悟飯に対するセクハラ作戦が大成功しウキウキ♪気分で
帰る日の四日目を迎えた。

シャプナー「今日で終わりか。早く荷物をまとめねえとな。
悟飯〜。遅いぞ〜、早くしろ!」

悟飯「す、すみません!(汗)やっと片付いた〜。」

ピッコロ「・・・・・・・・・・・・・・」

シャプナー「どうしたんだ?黙りこんで…。」

そしてピッコロは突然立ち上がった!

悟飯「ん!?どうしました?」

するとピッコロはこの世の終わりの原因を見たかの如き表情で
叫び始めた。

界「悟飯、悟飯、悟飯、悟飯、悟飯、悟飯、悟飯、悟飯、悟飯!!!!!!(怒号)」

馬鹿か、こいつは。その場はそんな雰囲気で包まれた。

〜一方〜

イレーザ「早く!早く!バス行っちゃうよ。」

ビーデル「お待たせ〜。支度できたわよ。」

イレーザ「一寸!ビーデル、何よ!?その服!(唖然)」

ビーデル「いいでしょ〜、私が自分でプリントしたの。アハッv」

その服は前の部分は何ともないごく普通の白だった。
しかし!!!
後ろの背中に当たる部分には
大きく大きく太く真っ黒くこんな字が書いてあったのだ。

「悟飯道」

イレーザ始めとするその場にいた女子は全員アゴを外した。
そしてそんな調子でバスに乗り込んだ。

シャプナーはふと悟飯に突き刺さる視線を感じた。
その方向を見ると何とビーデルが双眼鏡で
悟飯の寝顔を覗いているではないか!
その刹那!!!
今度はピッコロの視線も感じた!
そして席の離れたピッコロとビーデルはお互いに気付いたらしく
凄まじいこの世の物とはとても思えないほど激しい眼光で睨み合っていた。
愛する人の為なら何でも出来てしまうものなのだろうか…。
シャプナーはこの瞬間凄まじい三角関係が渦巻いている事を悟った。
そして暫くしてパーキングエリアについて少し休憩が与えられた。

シャプナー「うあ〜っ!疲れた疲れた。早くつかねえかナァ〜。」

そして十余分の休憩時間が終わり皆バスに戻って席に着いた。
ピッコロとビーデルはまだ睨み合っている。
お互い必死なのだ…。
悟飯もようやくこの事に気付いたらしい。

悟飯「(また僕の事で喧嘩か…(汗))」

十数年前の二つの超大国の冷戦を彷彿とさせるような
緊迫した雰囲気の中何とかバスの中では血みどろの争いは起きなかった。
そしてそんなこんなで学校に着いた。
行事には恒例の最後の校長による挨拶が終った後、各自帰途についた。
しかしその時悟飯は二人の余りの睨み合いに耐えかねて和解させようとした。

悟飯「あの…。お二人とも争いはやめて欲しいんですが…。」

ピッコロ「フン!こんな尻軽女が俺様の悟飯ちゃんに手を出そう何て冗談じゃない!」

ビーデル「何よ!自分だって昔から仲良ければいいってもんじゃないのよ!」

ピッコロ「何だと!」

ビーデル「何よ!」

悟飯「あ、あの…。」

ビーデル「そうだ!悟飯くんはどうなのよ!?私とどっちがいいの?」

ピッコロ「そうだ!お前はどっちがいいんだ!」

悟飯「そ、それは…(汗)」

ピッコロ&ビーデル「どっち!?」

悟飯「(ここは上手い具合にごまかさないとな…。)
ま、まあ
ピッコロさんは私と昔から仲良くしていたじゃないですか。
私は今までのままでいいですよ。」

するとピッコロは目を思いっ切り見開いて、
そう、ドラゴンボールZのオープニングで
CHA-LA-HEAD-CHA-LAが流れている時その中の画像で
ピッコロが凄い形相で立っているのと全く同格好と表情で言った。

ピッコロ「もっと仲良くしてはくれんのか!?」

すると悟飯はピッコロの余りの勢いに引きつつも冷静に対応した。

悟飯「僕は今までで充分ですよ…(汗/汗)」

するとピッコロは玩具を何度も何度も親にねだっても

買ってもらえず泣き出した子供の如く泣き叫んだ。

ピッコロ「しくしく…(泣)う、うわぁ〜〜〜〜〜〜ん!!!
!(涙/泣)」

ドピューン!

悟飯「あらら、飛んで行っちゃった…(汗)」

ビーデル「悟飯くん!」

悟飯「な、何ですか?(汗)」

するとビーデルは小さい子供が夏のうだる様な暑さの中運動をした後、
親と一緒に帰っている時にアイスを売っている売店を見つけたときの如く
キラキラと煌めく燦然とした眼(まなこ)で言った。

ビーデル「ピッコロさんを断ったって事は私と付き合ってくれるって事?」

悟飯は対応に困った。

悟飯「そ、それは…(困/汗)」

するとビーデルは畳み掛けるように悟飯に言い寄った。

ビーデル「ね、お願い!付き合ってv」

流石にここまで思いっきり来られては断るしかない。
悟飯はなるべくビーデルの神経を逆撫でしない様に言った。

悟飯「け、結構です…。」

断られた!普通ならここで潔く引き下がるはず…。
BUT!!!
最早ビーデルにそんな常識は通用しなかった。

ビーデル「結構…。結構良いってことね!?
付き合ってくれるの!?やったぁ〜〜〜♪
悟飯く〜ん♪大好きv」

ガバッ!(抱)

悟飯「で、ですから…その…(滝汗)」

ビーデル「やったぁ〜〜〜♪大好き〜〜〜v」

ビーデルの頭の中では万歳がいつまでも響き渡り
堤燈行列がいつまでも行われていた。

こうしてピッコロの恋はドクダミの如く散っていった。
ビーデルは無理矢理に悟飯と付き合う事になったが
これが将来嫁となることを誰が予想し得たであろうか。
こうして現在の関係に至るのである。
だが!!!
ピッコロとビーデルの悟飯を求めての泥沼の三角関係は
今なお続いている。

                      









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